麻生二葉・髙橋健悟・田中壮一

唐津市にある御茶盌窯で若手作家3名による三人展を行います。
御茶盌窯は藩命により五代中里喜平次が1734年に坊主町より唐人町（現在の町田）に移設し、献上唐津を焼き続けてきた由緒ある窯で国指定史跡にもなっています。
この窯をとりまく環境として隣接の森があり中里陶房の陳列館・新旧の工房・記念館さらに茶室などいくつもの施設が点在する、いわば屋根のない美術館のような唐津焼の芸術郷とも言えるところです。
こうした伝統ある唐津焼の窯において、陶芸とは違った表現活動を行っている若手作家３名が歴史的な文脈と対話を行いながら自身の表現の新しい可能性を探りつつ、歴史と伝統ある御茶盌窯芸術郷という空間に対して新たな表現、介入を試みる展覧会です。

企画：御茶盌窯芸術郷実行委員会
協力：株式会社中里太郎右衛門陶房・佐賀大学芸術地域デザイン学部
後援：一般社団法人唐津観光協会