2010年小惑星探査機「はやぶさ」が地球へ帰還する決定的瞬間を捉えた作品は、国内外の媒体に掲載されましたが、この写真を撮影した写真家 山口大志（ひろし）氏は唐津出身であることはあまり知られていません。
山口氏は、唐津で過ごした幼少期に昆虫採集や熱帯魚の飼育に夢中になり、この頃、郷土の生き物たちに詳しい「日本野鳥の会 福田司氏」や、「佐賀県昆虫同好会　吉田和充氏」との交流により生き物や自然に興味を深めていきます。
2000年より7年にわたり、南米アマゾン川で撮影を続け、生き物や自然を撮影した写真集「AMAZON 密林の時間」（クレヴィス社）を2017年に出版し、全国で個展を開催されています。
今回、地元での写真展開催は、唐津の師匠である吉田和充氏の紹介により実現したものです。
旧唐津銀行を指定管理者として運営している唐津観光協会・ぴ～ぷる共同事業体では、旧唐津銀行　辰野金吾記念館　竣工110周年記念として、志を持って上京し建築界で活躍した辰野金吾に重なる、山口氏の志を広く郷土の皆さんに触れていただきたく、写真展＆ギャラリートークを開催します。
トークでは、撮影エピソードをユーモラスに話していただけますので、大人だけでなく、お子さんにも聞いていただき、何か感じていただければと思います。

主催：（一社）唐津観光協会・ぴ～ぷる
協力：からつ夢バンク
後援：唐津市教育委員会・佐賀新聞社