来年１月７（土），８（日），９（月・祝）の３連休に、加部島の向刃物製作所が唐津駅構内の空き店舗へ出店して包丁の販売を行います。
向刃物製作所は昔ながらの手造りで包丁を仕上げる島の鍛冶屋さん。総鋼製のプロ向け水本焼き包丁は「玄海正国」の名で一流料理店からも高く評価されている逸品です。
水本焼きとは、和包丁の中でもよく見かける鋼と軟鉄を合わせた鍛造の包丁とは異なり、鋼だけで作られた包丁を焼入れの際水で冷却することにより、より硬度を高め繊細な切れ味を実現した包丁。熟練の鍛冶師でも作るのが非常に難しく水本焼きを作れる職人は、今では数えるほどしかいません。
非常に硬いため鋭い切れ味の反面、扱いを誤ると欠けや割れが生じやすく、サビも発生するため日頃の手入れも欠かせないプロ仕様の包丁です。

今回の出店では、「黒打ち両刃家庭用包丁」の販売と「水本焼包丁」の展示を行います
（※「水本焼包丁」は扱いが難しいため、販売は料理人の方限定）。
向さんの家庭用包丁は通常だと加部島の工房での対面販売のみですが、今回はそれを唐津駅で入手できる、またとないチャンスです。包丁の上手な手入れ・扱い方なども聞くことができますので、ぜひこの機にブースへお立ち寄りになってみて下さい。