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鵜殿石仏群

  • 相知
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大同元年(806)、空海(弘法大師)が唐(当時の中国の国名)より仏教修行をした帰りにこの地に立ち寄り、釈迦如来、阿弥陀如来、観音菩薩の三対の仏様を岩肌に刻んだのが始まりだといわれています。
現在鵜殿石仏群には、60数体の石仏が確認されおり、いずれも南北朝時代(14世紀)と室町・戦国時代(15世紀~16世紀)のものです。
中世の山岳仏教の面影を残す九州有数の石仏で、その規模は石仏の数から臼杵の石仏(大分県臼杵市)に次ぐものといえます。

石仏群のあたり一帯を『鵜殿窟』と言いますが、言葉の起こりは『うど』は『うどから』の『うど』で『の』は助詞『いわや』は『岩の家』という意味で『洞窟』というわけです。
今から数十万年前の大古の時代は、海底でした。
地殻の変動で海水が減退するにつれて、打ち寄せる波のため。大きな洞窟ができました。
その、洞窟の一番奥に刻み込まれている仏様が、今見ることができる仏様です。
今は青天井になっていますが、もとは大きな洞窟で、その中には『平等寺』というお寺が建っていました。
その寺が天正年間に、佐賀の竜造寺と、植松浦党主波多氏との戦いのときに焼けたので、天井の岩石が落下して、今では全くその面影がなくなっています。

●佐賀県指定史跡 ●新さが百景

住所 唐津市相知町天徳
電話番号 0955-53-7125(唐津市相知市民センター)
料金 無料
駐車場 あり
アクセス JR唐津線 相知駅より徒歩約30分
JR筑肥線 肥前久保駅より徒歩約20分

地図

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